> BLOG

田舎で「人間らしい」日々を営むために

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

手島光司さん ・ 手島美智子さん

地区名:高尾地区

移住年:2009年

 

 

自然のなかに見える文化的な暮らし

高尾地区で暮らす手島夫妻は、平成21年に南山城村へ移住された。

周辺の山や田んばが見渡せるデッキは、光司さんが自力で作ったもの。その横の小屋の軒先には、いろいろな袋が吊り下げられている。小麦や小豆、黒豆、昨年の秋に少しだけ採れたという蕎麦。地面には燕麦を挽くための石臼が。光司さんの農と創意工夫にあふれた暮らしがみえる。

美智子さんはお家の一角で、現代アーティスト達の個展を開くために「Gallary Den mym」を運営されている。また、村のおばちゃん達と開く「といろの会」には20人が所属していて、毎月集っては思い思いの絵を描く。先月はみんなで集合展を開いた。それぞれの個性が絵に現れていて、その人の顔が目に浮かぶような作品たちだった。

 

 

移住のきっかけは?

(光司さん)就職した後も結婚した後も、京都や大阪の真ん中でマンションと職場を往復する生活を送っていました。その時は「社会構造の部品のような生活」でした。しかし子供の頃の原体験から、田舎での「人間らしい生活」がずっと心の隅にあり、定年の年齢を迎えてから移住先を探し始めました。

(美智子さん)光司さんが田舎に行きたいと言ったとき、大賛成ではなかったけど、反対はしませんでした。代わりにギャラリーをその田舎でも開くことを条件に、平成22年に移り住み、Gallary Den mymをオープンさせました。

 

お家との出会いは?

平成21年、南山城村で当時京都府と村が実施していた、田舎暮らし体験プログラムに参加し、その際に役場職員から空き家を紹介してもらい、そのうちの1件に惚れ込んで移住を決めました。

 

村びととのつながりは?

移住を決めた年に家の改修を始め、翌年5月から本格的な生活をスタートさせました。改修には地元の大工さんや左官屋さんにお願いし、そこから、村のなかに交流が生まれていきました。また地区の自治会や老人会に入り、道作りや地域の行事など積極的に参加しました。引っ越す前から、「田舎に来たからには地域に入るべきで、それは住民なのだから当然のこと」と思っていたので。今では地区の男性だけが参加する飲み会も定期的に開いています。

 

手島さんが教えてくれたこと

ここでの生活は「不便をどうやって楽しむか」工夫して生きる術を考えることが多く、体もたくさん動かす。その営みは、言わば、生きていることを実感できる暮らしであり、それが「生きるために暮らしている」ということになる。

自然と共にある暮らしが、生活を便利にするために生きているのではなく、生活を営むために生きている、という感覚を思い起こさせてくれるのかも知れない。

投稿者:楠瀬裕子

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

pagetop
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。